SSブログ

私のコミュニケーション能力(外面)は30分までいける [性格の事]

スポンサーリンク




私は人とのコミュニケーションが好き!という人間ではない。けれどコミュ障という程でもなく、初対面の人や慣れない人とも人並みの会話は出来る。短時間なら。

私のそれには時間の限度があり、どんなに長くても30分程度。なので1回につき2時間程かかる飲み会のような場では、最初の30分に全力を注いでしまうと徐々に静かになっていき、後半「どうしたの?」と心配される事になるので、最初からマイペースで喋らない自分を醸し出す事にしている。

そんな私は1年に1度、少々憂鬱な事がある。それは私のボロ愛車の点検だ。毎年お世話になっている近所の自動車整備工場は家族と数人の従業員で経営している。

(余談だけれど、このボロ愛車は5年前に20万円で購入した。購入当時、7年落ちで走行距離は25,000キロ。現在まだ大きな故障もなく劣化部品の交換のみで済んでいて、見た目は古いが頑張って走ってくれている。

家賃や駐車場の費用はかなり抑えているとはいえ、ただでさえ低所得な私の家計は車の税金に圧迫されている。が、それでも音楽を聞きながら運転する事が好きなので手放せずにいる。その分、他の事でお金を使う事が殆ど無いから、まぁいいかな…と)

で、その整備工場。まず予約の電話を入れるのだけれど、その一家は誰が電話に出ても愛想がない。ぶっきらぼうでちょっと怖い。

とはいえ、この一家は無愛想なのだけれど人は良く、整備工場の評判も良いようで客も多い。私に対しても女だからといって足元を見るような事はせず、点検した箇所の説明をきちんとし、必要最低限の部品交換だけで済ませてくれるのでありがたい。

でも電話は無愛想。なので電話をかけるのが嫌だ。しかし点検の予約は入れないといけない。しかし相手はぶっきらぼう。でもかけなければ…。そんな思いで、ただ”電話をかける”というだけの行為が憂鬱で仕方ない。

相手の表情が確認できない状態で会話をする電話というものに私は苦手意識がある。苦手意識がありながらも、コールセンターで働いていた経験があるので、無駄にハキハキしていたりする。これは30分までなら可能な私の外面だ。

***

で、無事に点検終了。次の難関は精算時。ここの奥さんが、それはもうとにかくお喋り好きなのだ。その上、精算時にまだ請求書が作成されていなかったりする。

そんな奥さんはマイペースなのだけれど、私の淡々としたマイペースとは違い、手よりも口ばかりが動くのでなかなか請求書が作成されず精算が終わらない。

いつも精算だけに20分程かかるので、ちょっと面倒くさい。しかし私のコミュニケーション能力は30分まではなんとか可能。ここでも無駄にハキハキとした外面を発揮してしまう。それもあって精算の時間が伸びているのかもしれない。

奥さん「なんだか夕方になると寒くなるわよねぇ。外に出たら風が冷たくてビックリしちゃった」私「北海道は雪が降ったらしいですね。でもこの辺りも2~3年前、桜が咲いている時に雪が降った事がありましたよね。あの時はビックリしましたよ」

なんて。面倒くさいと言いながら私もペラペラと喋っている。こんな時は普段と違う外面の自分がムクムクと表れ、完璧に世間話をこなしてしまうのだ。但し30分以内なら。

たった1年に1度の事なのだけれど、そろそろという時期になると「あぁまた点検か」と憂鬱になる。勝手に外面を発揮しておきながら、勝手に憂鬱になる私は一体ひとりで何をしているんだろう…と思う。






スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。